第3回のテーマは「繋がりに、触れる」。
ここでの「繋がり」は一旦、自分の「構造なりの端から端まで」としました。触れてどうこうする以前に、自分の「構造なりの端から端まで」を知り、動いてみる。
そうすると、触れた相手に生じる結果が、驚くほど変わります。という事を、感覚受容器の特性という切り口で、お伝えしました。
感覚には、どうしたって慣れが混ざるので、当てになりません。それでも、生きて学ぶ上では、感覚が欠かせません。
とても悩ましいところですが、その折り合いをつけるためには、何を規範として感覚を養っていくのか、が大切になりそうです。
その規範はおそらく、身の構造、そして他者、という事になるのだと、考えています。
せっかく「相手に触れて、何か良い変化をもたらそう」と盛り上がっている時に、「まずは自分を問い直してみましょう」と言うのは、肩透かしのような、意地悪のような感じもしますが、試みる価値があります。
身体は迷いを嫌うので、迷いのある人が触れると、案外、簡単に壊れていく。反対に、(意識ではなく)身体に迷いのない人に触れてもらうと、自ずと丁度よくなる。
そういう切り口があると、世界がより面白く観えてくる。かもしれません。



