施術の流れ -「整う体」の見つけかた

[問診]
いつ頃から、どんな事に困っていらっしゃるかなど、伺います(困っている事が無くても、大丈夫です)。
また、合併症や既往歴についても伺います。

[検査]
全身的に検査させて頂きます。症状部位を起点として診ることが多いです。
とはいえ、症状の主因や、症状部位に無理をかけている特徴が、一見離れたところに存在する(働きとしては繋がっている)ケースは、よくあります。

可動性検査(動く範囲、動きの質などを診る)や、筋力検査(意図した時、意図した強さで力が出せるかを診る)を重点的に行います。
可動性検査から、骨・筋膜などの構造的特徴(関節が適合しているか、筋膜の動きに滞りがないか)が、わかります。
筋力検査から、筋・筋膜の収縮性(収縮と弛緩が適度に保てているか)や、神経学的特徴(脳・脊髄・末梢神経の連絡に不具合がないか)が、わかります。

検査しながらお話を伺うと、忘れていた経験や古傷について思い出されることも、よくあります。

[施術]
検査から読み取れた特徴をふまえて、主にオステオパシーに基づく徒手療法を施します。
施術には、痛みを伴いません。

また、軽い運動を用いて、筋・筋膜の収縮性の調整や、誤った運動パターンの修正を図ります。

[再検査とアドバイス]
施術前後で、必ず同じ検査をさせて頂きます。
これは、施術者の思い込みをなくすため、また、今後の治癒の見込み(どれくらいのペースでどのように良くなっていくか)を共有するために、とても大切な手順です。

その後、個別のアドバイスをさせて頂きます。
たとえば、からだを養っていくための体操や、普段気に掛けてほしいポイントなどです。
また、スポーツ選手ならフォーム指導を。介助が必要な場合は、ご家族向けに介助方法の指導もいたします。

[所要時間]
問診・検査・施術・再検査で、約30分。
その後、個別のアドバイスを適宜、させて頂きます。

初診の場合、合わせて40~50分程です。