月別アーカイブ: 2018年11月

原始の火を灯す2018

『焚き火大全』(創森社 編著)、『縄文生活図鑑』『新版 民族楽器を作る』(創和出版)、『刃物大全』(ワールドフォトプレス 共著)などの著者、関根秀樹先生。

関根秀樹

大学での学生教育もされる中、「プロダクトデザイン科の学生でも、大学入学までナイフを使った経験がない」
「火をおこそうとすれば、太い薪をライターであぶり始める」などの現状を危惧し、
ワークショップなどの機会で、古来の技術や知恵を教えてくださっています。

著書を通じて知る関根先生は、とにかく古今東西の文化に精通し、実践的。
そして何度か先生をお招きしている、バランスからだ塾・安田さんから聞く関根先生像も、
知性と野生を兼ね備えた姿で、魅力的でした。

そんな憧れの先生が岡山に来られるとのことで、行ってきました「原始の火を灯す2018」。P_20181124_133305_1.jpg

今回は、
・薪割り
・ヒモギリ式火おこし
・竹で飯盒を作って炊飯
・竹を削って竹ナイフ作り


などを経験しましたが、何しろ関根先生のスケールが大きい!

ちょっと先生から目を離している間に、竹で楽器やスプーンを作っていたり、
火打ち石で着火していたり、ヌンチャクを振っていたり…(笑)

普段、合気道を稽古している参加者には、合気道の技をかけてくださったり(先生には全然かからない)、
小指一本で吹っ飛ばしてくださったり…(笑)

関根先生の行く先々で、どんどんワークショップが始まり、驚きと笑いが沸き起こっていました。
どんな質問にも、文化的背景を教えてくださり、さらに実演までしてみせる。
まるで宝箱をひっくり返したような経験でした。P_20181124_105921.jpg

皆さんも経験あるかもしれませんが、地面に近いところで火や刃物を扱っていると、
だんだん気が鎮まり、時が遡っていくような思いがします。
そしてワークショップを終え家に帰り着く頃には、心地よい疲れがあり、夜8時には倒れるように寝床につき、こんこんと眠りました。
(ああいう深い眠りは、他でなかなか経験しません)

知恵の伝承、自分のルーツを知る、いざという時の備え、外遊びの楽しさ…
人それぞれきっかけは違うでしょうけれど、火や刃物は適切に、身近にあると、暮らしが豊かになると思います。

高橋佳三先生講習会 ご報告

高橋佳三先生をお招きしての講習会、「スポーツパフォーマンスを高める古武術 ~選手の能力開花をたすけるヒント~」。
おかげさまで盛会のうちに終わりました。P_20181118_115853_1

選手・学生の指導や治療に携わる方々が、お集まりくださった一日。
6時間のうち、ほぼ5時間は動きっぱなし、1時間は質疑応答で成り立つという、理想的なかたちとなりました。
参加者の皆さまからの積極的な投げかけと、あらゆる質問に、体認を以って応えてくださる高橋先生のおかげです。

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このような講習会では「動きのコツ」「指導のコツ」といったHow toを求められがち。
しかし、高橋先生がそんな話をするわけもなく、

「走る」ためには「歩く」、「歩く」ためには「立つ」「座る」ができているのが前提。
「動ける」状態にした後、動かさないことで「働かせる」。
「支える」経験がないまま自分の体を支えるなんて、無理。
「集中すべきところに集中していたら、時間が経っていた・回数ができていた」という練習。
自分の普段歩く姿を、学生が見ている。

などの普遍的な事柄を、参加者それぞれが経験できるように、導いてくださりました。

内容自体もさることながら、先生が今回の内容に気づき、ご自分の体で練ってきた過程を思うと、
「学び方の学び」としても、為になる一日でした。P_20181118_125823_1.jpg

休憩中も、スポ.ラボの亀山顕太朗先生と野球の話をし続け、
懇親会でも、スポーツにおける「育成」と「選抜・淘汰」の違いなど話してくださった高橋先生。
ああ本当に、スポーツ、武術、人が好きなんだなぁと感じました。

高橋先生、ご参加の皆さま、よき一日をありがとうございました。
またご一緒できますように!

だるま園スペシャル「大人も子どもも育つバランス」ご案内

だるま園2018.12.16.jpgヒモトレ×バランス×だるま!
小関勲先生、神戸に来る!

実はわたくし、小関先生のおっしゃる「バランス」に触れるうち、「だるま」「七転び八起き」という、生き方と施術の物差しにたどり着きました。
恩師をお招きしてのだるま園。ご参加の皆さまに、いいものをお伝えできると思います。

【ご案内】
だるま園スペシャル「大人も子どもも育つバランス」
とき:2018年12月16日(日) 9:30~11:30
ところ:東灘区民センター(JR神戸線 住吉駅徒歩3分)8階和室
講師:小関勲先生(バランストレーナー、ヒモトレ考案者)/中西眞(理学療法士、ネイチャーゲームリーダー)
参加費:大人(18歳以上)5,000円 子ども 無料
定員:20名

【内容】
小関先生より:ヒモトレの導入・実践についてご紹介、自他のバランスを知るためにできること
中西より:「七転び八起き」できる心身を育むための、ヒモトレや運動のご紹介・体験
小関先生のおっしゃる「バランス」は、必ずしも具体的に表現できるものではなさそうです。
そこを後半、中西なりに粘って、皆さまの体で具体的に受け取ってもらう予定です。

【お申込み】

※おかげさまで満席となりました(2018/11/27)。これ以降、キャンセル待ちを受け付けさせて頂きます。

世話人・中西眞まで
整体だるま堂HP内のお問い合わせフォーム、または
メール:info★daruma7korobi8oki.com(★を@に)にて。
SNSでメッセージくださっても構いません。
(当方からの返信をもって、お申込み確定とさせて頂きます)

まるだっこの会 ご報告

11月8日の、まるだっこ。

お母さんと4か月のお子さん、
第三子を出産予定のお母さんと、2歳のお子さん
二組での開催でした。

実技では、素手での抱っことおんぶを確認。
そして、スリングでの抱っこと、ベビーラップでのおんぶを経験して頂きました。

お母さんお二人とも、「スリングいいなー」というご感想。
第三子を出産予定のお母さんは、これまでもラップやおんぶ紐を上手に使ってこられましたが、スリングの良さをあらためて感じられたそうです。
2歳のお子さんも、満足そうに抱かれていました。まるだっこ20181108

もう一人のお母さんは、おんぶそのものが初めて。
今どきは、ご自分が出産するまで、おんぶでの子育てを見る機会も少ないですよね。

そのような時、大切にお伝えしているのは、素手でのおんぶです。
ラップをかっこ良く使いこなしたい、という気持ちは、よーくわかります。
けれど、素手でのおんぶが充実していないと、「上手くできた時の感じ」が分からないまま、になりかねません。

今回も、素手のおんぶ→ベビーラップを使って人形でお試しおんぶ→ベビーラップでお子さんをおんぶ
と段階をふんで、丁寧に練習しました。P_20181108_114545

初めはドキドキされていたお母さんですが、慣れてくると力みが取れて楽しそう。
そして何より、お子さんが終始ニコニコ、うれしそうでした。

「ご自宅でも最初のうちは、担ぎ上げるところだけ、誰かに見てもらってください」というアドバイスをさせていただき、安全を期しました。
翌日、おんぶで家の周りを散歩してみて、楽しかったとご報告いただきました。

丁寧にお試しくださり、ありがとうございました。

だるま園11月「転んでもただでは起きない」ご案内

だるま園2018.11.25【ご案内】
テーマ:「転んでもただでは起きない」
とき:2018年11月25日(日) 9時30分~11時
ところ:東灘区民センター(JR神戸線 住吉駅徒歩3分)8階和室
案内人:中西 眞(理学療法士)
参加費:大人(18歳以上) 1,500円、子ども 無料
定員:15~20名程度

【お伝えしたいこと】
近頃、「けが・不調を予防する」ことを、お伝えする機会が増えています。
それはもちろん貴重な機会と思っていますし、予防の大切さは、言うまでもありません。

けれど一方で、長い人生、本当にけが・不調なく過ごせる人っているのかな?とも思います。
どうせ、けが・不調から逃れられないのなら、ちょっとしたけが・不調で参ってしまわず、その経験も肥やしにして、より良くなる。
その土台となる心身を、日頃から養えないものか、と思うのです。

不調の兆しに気付ける繊細さと、不調を噛みくだき消化してしまう、たくましさ。
それらが同居できる体を、遊びや運動をきっかけとして、練ってみませんか。

ところで「だるま園って、親子教室ですか」と聞かれることもありますが、そういうわけではありません。
大人一人のご参加も多いです。もちろん、子どももたくさん来ます。
「親が子を育てる」という関係だけではなく、よその大人が懸命に取り組む姿から学ぶ(真似ぶ)、よその子どもの無邪気な姿に力づけられる。
そんな「斜め」の関係を大切にしたく思います。

【お申込み】
メール:info★daruma7korobi8oki.com(★を@に変えて)または、
整体だるま堂https://daruma7korobi8oki.com/ お申込みフォームから
①お名前、②参加人数、③参加者の年齢、をお知らせください。
(当方からの返信をもって、お申込み確定とさせて頂きます)

まるだっこの会 11月・12月のご案内

P_20181102_101745_1「まぁるいだっこ」、まるだっこ。
「転んでも只では起きない」体をはぐくむ、だるまっこ。

たとえば、
道具を使う以前の、だっことおんぶのコツ
一枚の布や、昔ながらのへこおびを使った、だっことおんぶ
お手持ちのだっこ紐の調整、アドバイス
など、ご希望や現状に合わせて進めていきます。
担当:中西衣理(保健師、ベビーウェアリングコンシェルジュ)

だっことおんぶの経験を通じて、
ご自分の体の快不快
子どもへの愛おしさ
子どもの体のたくましさ
などが、立ち上がってきますよ。

親子はもちろん、保育・看護・介護に関わる方々、
災害時の救助への応用にご興味のある方にも
お越しいただいている講座です。

お問い合わせ・ご予約は、
「整体だるま堂 住吉」ホームページ内のお問い合わせフォーム
または、info★daruma7korobi8oki.com(←★を@に変えて)まで。
どうぞよろしくお願いします。P_20180908_094910