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関根秀樹先生「火と音をつくる」 ご報告

人間の原初からのふるまい、火と音。その豊かさを、味わう一日でした。

今日一日、驚きと笑顔に満ちていましたが、その材料は、自然の恵みだけです。あとは、恵みをいただく為の知恵と技術。

これだけ豊かな時間が過ごせるのに、どうして人間は、自然の「外へ」出たがるのか。そんなことも少し、考えました。

鳥のさえずり。木の葉が風を切る音。杵が穀物をつく音。心臓が胸を打つ音。
身近な恵みと工夫で、それらの音を奏でてきた先人には、誇らしさすら感じます。

夜になって雨が降り出した神戸も、昼間は温かい日差しに包まれました。誰かに「やんなさい」と背中を押してもらった気がします。

関根先生、ご参加の皆さん、ありがとうございました。1583583417980

2020年 年頭のご挨拶

あけましておめでとうございます。

日頃のご指導ご厚情に、心から感謝。
そして何より皆様にとって、よい一年となりますように。

今年は、自分の手で何かを作り出す、育てることの難しさを、きっちり引き受けてみたく思います。

徒手療法を介して、新たなバランスを見出す仕事。
身のまわりの物事を、丁寧に作り、育てる暮らし。

まずは鈍くさくても、やってみて、難しさを引き受けて、次の工夫へ。

どうぞよろしくお願いいたします。IMG_-f6kwme.jpg

まるだっこの会11月 ご報告

スリングを習いたいというご希望で、お越しくださいました。
話が盛り上がり、ほぼ同時に「そうだ、スリング練習しよう」と途中から抱っこのお話をしました。最初は泣いていたお子さまが、スリングの抱っこで落ち着いていて「ああ~良かったねえ」とお互いに顔を見合わせているようでした。

そして、抱き方を変えれば上のお子さんも抱っこできることを伝えました。        「抱っこしてあげたかったから嬉しい」と喜ばれていたことが、印象的でした。

その後、お人形でおんぶの練習もしました。
おんぶひもは、「おばあちゃんがお世話するために欲しい」と、購入されたそうです。
背負う時がこわいと感じられていたそうですが、
「握る手を反対にすればいいんだ」と、ご自身で気付かれ、スムーズに背負うことができていました。

私が楽しませてもらいました、ありがとうございます。

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妊婦さんからのご依頼で、スリングをお伝えに滋賀へ行きました。
雪が降る地域なので、雪が降る前にお伝え出来て良かったです。

抱っこのお話をしてから、はじめてのスリングを何度か練習しました。
「また出産後はゼロスタートでお願いします」と笑って言ってもらえたことが、      嬉しかったです。

 

 

まるだっこの会8月 ご報告

出張まるだっこ、「ママノハコ」をお借りしました。お母さんと、もうすぐ2か月になるお子さんがご参加。

2日前に腰を痛めてしまったとのことで、素手の抱っこの方法からお伝えしました。抱きあげるとき、抱きおろすときの姿勢を見直すことをご提案させていただきました。普段、何気ない動作の積み重ねで、体は変化していきます。

抱っことおんぶのお話をした後、へこおびでの抱っこを体験。布が、お母さんの体にピタッと寄り添い、眠そうなお子さまも心地よさそうに抱かれています。晒の使い道、防災についても少しお話させてもらいました。

 

 

そして、お持ちの抱っこひもの調整。産後、お母さんは体を休めるのも大切な仕事です。調整させてもらい、今までよりも快適に過ごせるといいなと思います。

「ママノハコ」主催されている、木村さんも交え、子育てや体のことなどお話することもできました。おうちのようなカフェのような場所で、のんびりと過ごすことができる「ママノハコ」、またおしゃべりしに行きたくなりました。

可動性検査の練習

高橋透先生講習会の復習のため、練習会を月1~2回行っています。

講習会の記録はこちら↓
https://daruma7korobi8oki.com/2019/03/24/

昨日の練習会は、四十代のおっさん二人でした(写真はそのイメージで…)。

「可動性検査」を中心に、3時間。

「可動性」には、関節の可動範囲だけでなく、
相対的に位置関係を変える骨どうしの動きを、すべて含みます。

また、軟部組織の質感や運動方向も、あわせて診ます。
ですから、検査時間は短くても、情報量としてはそれなりに多くなります。

これに、筋力検査と四肢長、問診(目標設定含む)などを
組み合わせて、情報を優先付け、
その人の来し方(履歴みたいなもの)と、現状を知り、
今後の方向性について判断します。
このことを、僕はたぶん、十年前から知っていました。
けれど、「知っていることと、やれることは違う」と
思い知ったのは、ごく最近です。

生きているうちに思い知れて、よかったです。

治療者たるもの、それぞれの価値観のもとで、
皆さま、力を尽くしていらっしゃることと思います。
そんな中で、この講習会・練習会では、十数名の方々と
価値観をともにし、研鑽しています。

練習会も講習会も、まだ新しいお申込みをお待ちしています。

第4回講習会のご案内↓
https://daruma7korobi8oki.com/2019/08/18/高橋透先生「マニュアルメディスン講習会」第4回/
2019年9月28日(土)29日(日)、神戸にて。
(第3回までで、各種検査法、脊柱の筋エネルギーテクニックを学びました。
第4回は骨盤帯を扱う予定)

練習会については、神戸・京都にて随時。
中西宛てにお問い合わせください。

「追っかける」

(ヒモトレフェス2019の補足、のようなもの①)

「追っかける」ように触れる。

このことは、「アクティブタッチ」”active touch”とも表現できます。
(子どもの発達に関わる分野では、この表現が多いです)

「追っかける」の対になる態度として、僕が二つ思い浮かべるのは、

「どうせ、こうなるだろう」
(結果の先読み)

「追いかけさせられる」
(他の誰かが定めた目標などを)

というものです。

そうではなく、内からの衝動、外への必然性があって、「追っかける」。

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この写真の植物は、命というプログラム(内)をもって、日光や水(外)へ向けて、
伸びていきます。

それを観ていると、「私はなぜ、この働きを勝手にやめてしまうのかな」
という問いが立ちます。

その問いを、思弁的にではなく、体でもって、程よく「ふわっと」知れるのが
ヒモトレだと、僕は思っています。
(時として、この「ふわっと」が曲者ですが、さておき)

発案者の小関勲先生が「ヒモトレという名前は外していい」と言うように、
名前や方法以前の、このような態度や構えを、僕は大切にしたいです。

今回のヒモトレフェスでは、

向かいの人と、指先どうしを合わせて、向かいの人がしゃがむのを「追っかける」。
四つ這いになって、背中に人を乗せ、乗った人が動くのを、背中で「追っかける」。

という経験を、ヒモの有り無しで比べてみました。

ヒモがあると確かに、「追っかける」のが滑らかになるし、
「追っかけてもらう」側も、動きがより自由になります。

そこから、「では、どうすれば…」という、それぞれの工夫が始まれば、
とてもありがたいです。

ちなみに今回、「追いかける」という余所行きの言葉ではなく、
「追っかける」という言葉を選んだのは、
マニュアルメディスンをご指導くださる高橋透先生の影響です。

検査・施術においても、現象を「追っかけていく」態度が求められるのですが、
透先生が山形弁をまじえて「追っかける」という言葉をおっしゃる時、
何とも言えず心地よい、勢いを感じるのです。

以上、今回試みたことと、その背景、そして出典(?)でした。