カテゴリー別アーカイブ: だるま園

「だるま園×アウトドア防災」ご報告

あんどうりすさんをお招きし、アウトドア防災講座を開きました。

りすさんは、24年前の阪神淡路大震災を尼崎市で被災されています。

その体験をもとに、アウトドアには「自分で自分の命を守る知恵が詰まっている」と感じて始め、その魅力にのめり込んでいったそうです。
また、出産・子育てを経て、自分の命を守るだけでは足りないことや、当時の防災・減災のアドバイスには、被災体験や実生活とかけ離れたものが多いことにも気づいたといいます。

このあたりの経緯や、アウトドアの知恵を防災・減災にどう役立てるかについては、『りすの四季だより 家族の笑顔を守る暮らしの知恵』(新建新聞社,2017)に詳しいです。P_20181129_165529_1

現在は東京にお住まいで、年間100回以上の講演をされる、りすさん。
今回、1月17日に神戸市内の企業と小学校でご講演なさるとのことで、前日に、だるま園へお招きできました。

全国で講演していると、
「神戸は一度大きな地震があったから、もう起こらないです」
「うちの地域は、小出しに地震がきているから、大きな地震はないと思います」
などの、不思議な(?)ご意見も聞くそうです。
(おっしゃるお気持ち、分からなくはないですね)

けれど実際には、地震だけを取り上げてみても、日本に200以上ある名前のついた活断層は、今後いつ大きく動いてもおかしくない、とのこと。
また日本は、過去の災害時、「被災者の我慢」を前提に乗り越えてきた(たとえば、避難所が設置されないまま体育館で生活するなど)ため、傾向として防災・減災の知恵の蓄積が少ないそうです。
(避難所運営について国際基準があること、僕は知りませんでした)P_20190116_140740.jpg

「アウトドア防災」についての、りすさんの怒涛のお話(めっちゃエネルギッシュ)は、実際に聴いていただくか、本を読んでいただくのが絶対におすすめです。
ご参加の皆さまの反応が大きかった話題をいくつかあげてみると、

・地震で揺れている最中は、動けないものと思え(揺れた時のポーズを決めていても、とれる可能性は低い)
・そのぶん、建物の耐震性、家具の固定、保険加入などは、日頃の備えが大切
・残念ながら、災害時の性犯罪被害は起こっている(被害者の服装は関係なし。高齢女性や男性が被害にあう例も)。
・災害時、トイレの水は流さない(水が流れても、配管が壊れていたら漏れるor溢れるだけ)
・「1時間100ミリの雨」の重大さを知る、子どもが避難できる水嵩を知っておく
・テントやダウンウェアの蓄熱の原理を知る(車中泊や、ダウンウェアを誤って使うと寒い)
・「バーベキューをしないキャンプ」で、星空を眺める時間をもつ。

これらの話題一つ一つに、具体的な学びがあるのですけれど、「対策をおぼえよう」とか「対応例に○×をつけよう」というわけでは、ありません。

むしろ、自然相手の状況判断に「○か×か」はないので、日頃から、ものごとの仕組みに遡って考えるくせや、自分のおかれた状況を知る習慣をつけておくのが大切です。

・布一枚での抱っことおんぶ
・古武術介護を応用した救助例
なども紹介していただきましたが、これらも、重心位置や、体にかかる力の配分などで、わかりやすく説明してくださりました。

防災・減災を、日常とかけ離れたことと捉えてしまうと、つい後回しにしてしまいます。
日頃の考え方や、体の経験として習慣づけておくと、いいかもしれませんね。
ご参加の皆さまも、それぞれの琴線に触れたことを、持ち帰ってくださったようです。
ありがとうございました。

整体とアウトドア、そして防災・減災。
一見、かけ離れてみえるかもしれませんが、
「いかなる状況にあっても、その人らしく生を全うする」
という意味で、僕は近しいものを感じています。

これからも折りに触れて、今回の復習会や実践を続けていこうと思います。
あんどうりすさんをお招きする機会もまた作りますので、ご関心が湧いた方は、ぜひ次回お越しください。

p_20190116_144022

だるま園「大人も子どもも育つバランス」 ご報告

12月16日、「大人も子どもも育つバランス」と題して、だるま園に小関勲先生をお招きしました。

小関先生と出会わなければ、だるま園のような、大人と子どもが学びあう場を開こうなんて、思いもしなかったでしょう。
そんな恩師を招いた日。

子どもは会場に入るなり、バランスボードやけん玉で遊ぶ(そしてすぐ飽きる)という、まっとうな過ごし方を。

前半は小関先生にお願いし、ヒモトレなどで、体との「距離感」、体の「色合い」の変化をみていく時間となりました。
近すぎると嫌な相手(体)も、離れて眺めると、そう悪くなかったり。
遠目で見ていると怖かった相手が、近づくと好ましくなったり。そんな「距離感」をヒモトレで経験し。

また、ヒモにあずけて動くにしても、ヒモの輪を「○」にしておくか「8」にしておくかで、
連動のしかた(色合い)が変わることを経験しました。
何度となく聴いてきた小関先生のお話も、今回はまた印象に残るところが違い、
そんな自分の変化も含めて面白かったです。小関先生ヒモトレ

後半は中西から。
・お尻歩きで「座っている」と「座れている」の違いに気づく
・脚の動きが気になる状況での、上半身のあり方に気づく
・しゃがめる人の「座る」を、体で知る
・「座れる」ようになった自分を楽しむ
などをお伝えしました。

たぶん運動だけでも、最終的には「座れる」を経験できるのですけど、ヒモトレをまじえてお伝えすると、
「それまで思い描いていた自分」と「本当はできてしまう自分」のギャップが楽しく、
小関先生のおっしゃる「距離感」を知るにはもってこいだと、あらためて。

そして最後に、「だるまさんがころんだ」や「足音なく着地」での、体のまとまりを確かめました。
ヒモトレ経験のある方にとっては、お腹ヒモのような感じです。
子どもに伝えるためにも、無自覚に子どもの邪魔をしないためにも、
大人が「ああ、この感じ!」という経験をしておくのは、価値があるように思います。

そんなわけでだるま園では、子どもの遊び経験ももちろんですが、大人の「遊びなおし」という事も、大切にしていきます。

あらためて、だるま園でしている事、これからしていく事の輪郭が、見えてきました。
これもご参加くださった皆さんのおかげ、小関先生のおかげ、辻さんのおかげ、(そして妻のおかげ)です。
感謝。

だるま園×アウトドア防災 ご案内

1月16日(水)、「アウトドア防災」のお話で神戸にお招きする、あんどうりすさん。
著書『りすの四季だより』から、目次をいくつか抜粋します。何か琴線にふれた方は、ぜひご一緒しましょう。

・災害直後、トイレに水を流すのはNG! 災害時のトイレ12の問題
・水と空気と風をコントロール アウトドア流着こなし術を身につけよう!
・普段使っているバッグを防災仕様に! 命を守る5点セットを持ち歩こう
・緊急地震速報が鳴った! どうする!? ポーズよりも安全な場所にいることが大事
・「シリウスをめざせ」ってどの方角? 火災のときは風向きに注意 避難に役立つ「方角」を知ろう!
・今の子どもは「おんぶ」できない? 今だからこそ伝えたい「抱っことおんぶ」の話
・災害用備蓄に、火おこしの練習に、 何よりも毎日がおいしい味噌づくりにチャレンジ!
・災害と性暴力 その「いいね」と「シェア」、 被害者を責め、加害者を増長させていませんか?

どの切り口からでも、日常の暮らし、非日常への備えが(ゆたかに)変わること、間違いありません。

テーマ:「命を守る知恵/仕組みからひもとく防災」
とき :2019年1月16日(水) 14:00~16:00(開場13:45)
ところ:東灘区民センター8階 会議室4
講師 :あんどう りすさん(アウトドア防災ガイド)
参加費:3,000円
定員 :20名

テーマ:「避難時使える へこおびおんぶ体験講座」
とき :2019年1月16日(水) 16:00~16:50
ところ:東灘区民センター8階 会議室4
講師 :中西 衣理(ベビーウェアリングコンシェルジュ、保健師)
参加費:2,000円
定員 :5名

【お申込み】
世話人・中西眞まで
整体だるま堂HP内のお問い合わせフォーム、または
メール:info★daruma7korobi8oki.com(★を@に)にて。
SNSでメッセージくださっても構いません。
(当方からの返信をもって、お申込み確定とさせて頂きます)

だるま園×アウトドア防災 ご案内

「日常の中に、非日常のための備えを」
「いざという時、大切な人、大切な思いを守るために動けるか」
そのような試みを、皆さまと分かち合えればうれしいです。

P_20181125_150247_1P_20181128_100610_1_1

阪神・淡路大震災が起こったのは、1995年1月17日。
当時、神戸で被災した、あんどうりすさん。
その後、アウトドアの魅力に惹かれ、子育ても経験したことで、
アウトドアや日々の暮らしでの知恵を、防災として役立てられないか
模索されたそうです。

現在、書籍『りすの四季だより』(新建新聞社,2017)や
各地での講演活動を通じて、命と笑顔を守る知恵を
伝えていらっしゃいます。P_20181129_165529_1.jpg

防災については、
「やらなければ」
「でも億劫だし、何からすればよいのかわからない」
という声も聞きます。

けれど、被災時に必要な物・行動の〈仕組み〉を知れば、
特別な物・行動は必要最小限でよいことが分かります。
そして、りすさんの話を聞くと、
〈仕組み〉にかなった準備や行動を、普段から
「やってみよう」という気になります。

たとえば、発災後15分間の命を守る、最低限の5点セット。
そのラインナップは、子育て中のバッグの中身が、
下手な防災用品よりも、よほど子どもの生命維持に必要で、
かつ使いこなせるという気づきから、選ばれています。

また救助のために、古武術介護の技術や、布一枚でのおんぶの知恵が
役立つことも紹介されています。

今は東京にお住いの りすさんですが、1月17日の講演予定に合わせ、
神戸へお越しになります。
そこで前日16日に、だるま園としてお招きすることにしました。

テーマ:「命を守る知恵/仕組みからひもとく防災」
とき :2019年1月16日(水) 14:00~16:00(開場13:45)
ところ:東灘区民センター8階 会議室4
講師 :あんどう りすさん(アウトドア防災ガイド)
参加費:3,000円
定員 :20名

テーマ:「避難時使える へこおびおんぶ体験講座」
とき :2019年1月16日(水) 16:00~16:50
ところ:東灘区民センター8階 会議室4
講師 :中西 衣理(ベビーウェアリングコンシェルジュ、保健師)
参加費:2,000円
定員 :5名

【お申込み】
世話人・中西眞まで
整体だるま堂HP内のお問い合わせフォーム、または
メール:info★daruma7korobi8oki.com(★を@に)にて。
SNSでメッセージくださっても構いません。
(当方からの返信をもって、お申込み確定とさせて頂きます)

原始の火を灯す2018

『焚き火大全』(創森社 編著)、『縄文生活図鑑』『新版 民族楽器を作る』(創和出版)、『刃物大全』(ワールドフォトプレス 共著)などの著者、関根秀樹先生。

関根秀樹

大学での学生教育もされる中、「プロダクトデザイン科の学生でも、大学入学までナイフを使った経験がない」
「火をおこそうとすれば、太い薪をライターであぶり始める」などの現状を危惧し、
ワークショップなどの機会で、古来の技術や知恵を教えてくださっています。

著書を通じて知る関根先生は、とにかく古今東西の文化に精通し、実践的。
そして何度か先生をお招きしている、バランスからだ塾・安田さんから聞く関根先生像も、
知性と野生を兼ね備えた姿で、魅力的でした。

そんな憧れの先生が岡山に来られるとのことで、行ってきました「原始の火を灯す2018」。P_20181124_133305_1.jpg

今回は、
・薪割り
・ヒモギリ式火おこし
・竹で飯盒を作って炊飯
・竹を削って竹ナイフ作り


などを経験しましたが、何しろ関根先生のスケールが大きい!

ちょっと先生から目を離している間に、竹で楽器やスプーンを作っていたり、
火打ち石で着火していたり、ヌンチャクを振っていたり…(笑)

普段、合気道を稽古している参加者には、合気道の技をかけてくださったり(先生には全然かからない)、
小指一本で吹っ飛ばしてくださったり…(笑)

関根先生の行く先々で、どんどんワークショップが始まり、驚きと笑いが沸き起こっていました。
どんな質問にも、文化的背景を教えてくださり、さらに実演までしてみせる。
まるで宝箱をひっくり返したような経験でした。P_20181124_105921.jpg

皆さんも経験あるかもしれませんが、地面に近いところで火や刃物を扱っていると、
だんだん気が鎮まり、時が遡っていくような思いがします。
そしてワークショップを終え家に帰り着く頃には、心地よい疲れがあり、夜8時には倒れるように寝床につき、こんこんと眠りました。
(ああいう深い眠りは、他でなかなか経験しません)

知恵の伝承、自分のルーツを知る、いざという時の備え、外遊びの楽しさ…
人それぞれきっかけは違うでしょうけれど、火や刃物は適切に、身近にあると、暮らしが豊かになると思います。

だるま園スペシャル「大人も子どもも育つバランス」ご案内

だるま園2018.12.16.jpgヒモトレ×バランス×だるま!
小関勲先生、神戸に来る!

実はわたくし、小関先生のおっしゃる「バランス」に触れるうち、「だるま」「七転び八起き」という、生き方と施術の物差しにたどり着きました。
恩師をお招きしてのだるま園。ご参加の皆さまに、いいものをお伝えできると思います。

【ご案内】
だるま園スペシャル「大人も子どもも育つバランス」
とき:2018年12月16日(日) 9:30~11:30
ところ:東灘区民センター(JR神戸線 住吉駅徒歩3分)8階和室
講師:小関勲先生(バランストレーナー、ヒモトレ考案者)/中西眞(理学療法士、ネイチャーゲームリーダー)
参加費:大人(18歳以上)5,000円 子ども 無料
定員:20名

【内容】
小関先生より:ヒモトレの導入・実践についてご紹介、自他のバランスを知るためにできること
中西より:「七転び八起き」できる心身を育むための、ヒモトレや運動のご紹介・体験
小関先生のおっしゃる「バランス」は、必ずしも具体的に表現できるものではなさそうです。
そこを後半、中西なりに粘って、皆さまの体で具体的に受け取ってもらう予定です。

【お申込み】

※おかげさまで満席となりました(2018/11/27)。これ以降、キャンセル待ちを受け付けさせて頂きます。

世話人・中西眞まで
整体だるま堂HP内のお問い合わせフォーム、または
メール:info★daruma7korobi8oki.com(★を@に)にて。
SNSでメッセージくださっても構いません。
(当方からの返信をもって、お申込み確定とさせて頂きます)

だるま園11月「転んでもただでは起きない」ご案内

だるま園2018.11.25【ご案内】
テーマ:「転んでもただでは起きない」
とき:2018年11月25日(日) 9時30分~11時
ところ:東灘区民センター(JR神戸線 住吉駅徒歩3分)8階和室
案内人:中西 眞(理学療法士)
参加費:大人(18歳以上) 1,500円、子ども 無料
定員:15~20名程度

【お伝えしたいこと】
近頃、「けが・不調を予防する」ことを、お伝えする機会が増えています。
それはもちろん貴重な機会と思っていますし、予防の大切さは、言うまでもありません。

けれど一方で、長い人生、本当にけが・不調なく過ごせる人っているのかな?とも思います。
どうせ、けが・不調から逃れられないのなら、ちょっとしたけが・不調で参ってしまわず、その経験も肥やしにして、より良くなる。
その土台となる心身を、日頃から養えないものか、と思うのです。

不調の兆しに気付ける繊細さと、不調を噛みくだき消化してしまう、たくましさ。
それらが同居できる体を、遊びや運動をきっかけとして、練ってみませんか。

ところで「だるま園って、親子教室ですか」と聞かれることもありますが、そういうわけではありません。
大人一人のご参加も多いです。もちろん、子どももたくさん来ます。
「親が子を育てる」という関係だけではなく、よその大人が懸命に取り組む姿から学ぶ(真似ぶ)、よその子どもの無邪気な姿に力づけられる。
そんな「斜め」の関係を大切にしたく思います。

【お申込み】
メール:info★daruma7korobi8oki.com(★を@に変えて)または、
整体だるま堂https://daruma7korobi8oki.com/ お申込みフォームから
①お名前、②参加人数、③参加者の年齢、をお知らせください。
(当方からの返信をもって、お申込み確定とさせて頂きます)