二ヶ月に一度、東京で担当している講習会です。詳細は下のリンクから。
http://tcacademy.jp/blog-entry-705.html
このところ、ティーポットや急須などの道具に興味が湧き、色々と触れ比べてみました。
茶を汲むという用途は同じ。
にもかかわらず、各々の道具の形状から、所作や身体性の違いが導かれる。
そして身体性が違えば、何をおいしく感じるか、何を美しく感じるかも、もちろん違ってきます。
「私」という人間は同じなのに、全く異なる味や美しさが感じられるのは、面白いですね。
さて、このように触れ比べていくうち、道具の形状にしっくり沿える時と、沿えない時があることも分かりました。
道具に沿えないでいると、残念ながら、ぱっとした経験が導かれません。
では、道具に沿うためのポイントは何か。
その一つは、【接点の余分な遊びを取る】ことです。
これは、施術で相手の身体に沿うためのポイントでもあります。
接点の余分な遊びを無くしてみると、自分の形や位置取りが、その時・その場にどの程度相応しいか、見やすくなってきます。
接点は、道具や相手との関係性を豊かにするための、第一歩。
そんな訳で、今回は【接点の余分な遊びを取る】ことから、講座を始めていくつもりです。