第4回のテーマは、「身の振れ幅に、触れてみる」。
私達は、と言いたいところですが、少なくとも私は、日頃、意識的に物事を捉えることに慣れています。
そうすると不思議なもので、身体についても、意識で捉えられる範囲しか、存在しないような気がしてきます。
これは明らかに間違いで、実際には、私が寝ても覚めても、身体は動き続けています。
また、その動きは野放図ではなく、ある種の幅やリズムを刻んでいます。
そういう現象が「ある」と知り、触れてみれば、物事の観え方が変わることも。
ただ、こういった微細な動きに触れる時には、動きを邪魔しないような工夫が必要です。
そのような工夫をしていると、触れてもらう側だけでなく、触れる側の身体にも「ちょうど良さ」が生じてくるから不思議ですね。



