12月16日、「大人も子どもも育つバランス」と題して、だるま園に小関勲先生をお招きしました。
小関先生と出会わなければ、だるま園のような、大人と子どもが学びあう場を開こうなんて、思いもしなかったでしょう。
そんな恩師を招いた日。
子どもは会場に入るなり、バランスボードやけん玉で遊ぶ(そしてすぐ飽きる)という、まっとうな過ごし方を。
前半は小関先生にお願いし、ヒモトレなどで、体との「距離感」、体の「色合い」の変化をみていく時間となりました。
近すぎると嫌な相手(体)も、離れて眺めると、そう悪くなかったり。
遠目で見ていると怖かった相手が、近づくと好ましくなったり。そんな「距離感」をヒモトレで経験し。
また、ヒモにあずけて動くにしても、ヒモの輪を「○」にしておくか「8」にしておくかで、
連動のしかた(色合い)が変わることを経験しました。
何度となく聴いてきた小関先生のお話も、今回はまた印象に残るところが違い、
そんな自分の変化も含めて面白かったです。
後半は中西から。
・お尻歩きで「座っている」と「座れている」の違いに気づく
・脚の動きが気になる状況での、上半身のあり方に気づく
・しゃがめる人の「座る」を、体で知る
・「座れる」ようになった自分を楽しむ
などをお伝えしました。
たぶん運動だけでも、最終的には「座れる」を経験できるのですけど、ヒモトレをまじえてお伝えすると、
「それまで思い描いていた自分」と「本当はできてしまう自分」のギャップが楽しく、
小関先生のおっしゃる「距離感」を知るにはもってこいだと、あらためて。
そして最後に、「だるまさんがころんだ」や「足音なく着地」での、体のまとまりを確かめました。
ヒモトレ経験のある方にとっては、お腹ヒモのような感じです。
子どもに伝えるためにも、無自覚に子どもの邪魔をしないためにも、
大人が「ああ、この感じ!」という経験をしておくのは、価値があるように思います。
そんなわけでだるま園では、子どもの遊び経験ももちろんですが、大人の「遊びなおし」という事も、大切にしていきます。
あらためて、だるま園でしている事、これからしていく事の輪郭が、見えてきました。
これもご参加くださった皆さんのおかげ、小関先生のおかげ、辻さんのおかげ、(そして妻のおかげ)です。
感謝。