高橋佳三先生をお招きしての講習会、「スポーツパフォーマンスを高める古武術 ~選手の能力開花をたすけるヒント~」。
おかげさまで盛会のうちに終わりました。
選手・学生の指導や治療に携わる方々が、お集まりくださった一日。
6時間のうち、ほぼ5時間は動きっぱなし、1時間は質疑応答で成り立つという、理想的なかたちとなりました。
参加者の皆さまからの積極的な投げかけと、あらゆる質問に、体認を以って応えてくださる高橋先生のおかげです。
このような講習会では「動きのコツ」「指導のコツ」といったHow toを求められがち。
しかし、高橋先生がそんな話をするわけもなく、
「走る」ためには「歩く」、「歩く」ためには「立つ」「座る」ができているのが前提。
「動ける」状態にした後、動かさないことで「働かせる」。
「支える」経験がないまま自分の体を支えるなんて、無理。
「集中すべきところに集中していたら、時間が経っていた・回数ができていた」という練習。
自分の普段歩く姿を、学生が見ている。
などの普遍的な事柄を、参加者それぞれが経験できるように、導いてくださりました。
内容自体もさることながら、先生が今回の内容に気づき、ご自分の体で練ってきた過程を思うと、
「学び方の学び」としても、為になる一日でした。
休憩中も、スポ.ラボの亀山顕太朗先生と野球の話をし続け、
懇親会でも、スポーツにおける「育成」と「選抜・淘汰」の違いなど話してくださった高橋先生。
ああ本当に、スポーツ、武術、人が好きなんだなぁと感じました。
高橋先生、ご参加の皆さま、よき一日をありがとうございました。
またご一緒できますように!