5歳の女の子から教わったこと

昨日診せて頂いた、5歳の女の子。

症状としては、両手の中指と左手親指の、バネ指(指を握った後、伸ばしきるのが難しく、クリック感がある)。
1~2歳から、その傾向はあったそうです。
手術を勧められた経験もありますが、親御さんの希望は、「完全に治らなくていいので、うまく付き合いながら、成長に合わせて様子をみたい」。

手を診せてもらうと、確かに手根骨・中手骨は、おっしゃる症状が出そうな配列。
遊びがてらジャンプしてもらうと、頭部と手首(特に左)は、反る方への緊張が強まりやすい。
右骨盤隔膜、両横隔膜、左後頭下の可動性低下。概ねそれと一致する筋力低下。

このような所見だったので、良くなる可能性を感じ、触らせてもらいました。
後頭下を触り始めると、それまで賑やかだった女の子が寝息を立て、手足をピクピク動かしているので、治る力に感動しつつ5分ほど、数か所を施術。
施術後、可動性と筋力の変化が見て取れ、バネ指の症状もなくなったので、今後の方針を親御さんと相談しました。

この度は幸い、親御さんも治療者なので、先のような所見とともに、ヒモトレの鉢巻きと胸ヒモ(可動性の落ちていた高さに)をお伝えしました。
家にいる時・眠る時に、気が向けば巻くという程度で、2週間ほど経過を観ることにします。
親御さんの観る目が確かなのと、またお会いできるのがわかっているから、できる選択です。

今回、このようにご報告するのは、「こんなに上手く対処できて、すごいだろ」と言いたいわけではなく(むしろ書くほど、未熟さが浮き彫りになって恥ずかしい)。
「評価・検査をすると、自分の手におえる状態か否かがわかり、自分が手放して良いこともわかる」という経験が、あらためて新鮮だったのです。

評価・検査という言葉自体、治療者でなければ、馴染みがないかもしれません。評価といっても点数付けをするわけではなく、体の特徴を見出し、関わるうえでの優先度を付けるような過程です。
僕が知っている治療者は、(言語化するか否かは別として)この過程が精密、かつ、教育的です。
評価してもらう段階で、体を通して、「こっちに動くと良いよ」「こっちへ行ってみたら、どう?」というメッセージを感じます。

それは一つ、治療者を選んで頂く尺度になると思いますから、どうぞ頭の片隅に置いてください。
我ながら「どの口が言うんじゃ」と思いますが、自戒を込めて…

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